『ミリキタニの猫』[特別版]上映会


映画『ミリキタニの猫』をご存知でしょうか?

ニューヨークの路上生活者だったミリキタニという日系アメリカ人の日常に寄り添ったドキュメンタリーで2007年に日本で上映されたときはずいぶん話題になりました。ミリキタニは原爆の落ちた広島出身者でもあり、家族と渡米後、第2次世界大戦中は強制収容されました。日本画家として活躍し、キャリアも積んだのですが、運命の荒波によって晩年は路上生活を余儀なくされました。ミリキタニも雄弁なのですが、その猫の絵たちもまた見る人に活き活きと語りかける、特別の味わいがあります。ミリキタニは、最晩年、ニューヨーク市よりアパートも提供され、友人たちの輪の中で逝去されました。

今回、そのプロデューサーのマサさんによって、生前のミリキタニの思い出を語る人たちの短編が編まれました。また、『ミリキタニの思い出』という冊子も上梓されます。わたしは、縁あって、ミリキタニの親戚のジャニス・ミリキタニによる追悼詩を翻訳しました。

マサさんより、5月22日(金)に中野ゼロホールで開かれる上映会のお知らせがきました。ご都合がつく方はぜひお出かけください。――ぱくきょんみ

『ミリキタニの猫』[特別版]
2007年に劇場公開された『ミリキタニの猫』に新作短編ドキュメンタリー『ミリキタニの記憶』を同時上映作品として《特別編》と銘打っての上映です。
(上映時間合計約95分)

■日時:2015年5月22日(金)15:00|19:30(2回上映)
(開場は上映の30分前を予定しています)
*上映終了後、特別ゲストを迎えてのトークと質疑を予定してます(30分ほど)
*短編『ミリキタニの記憶』は仮編集版での上映となります

■場所:なかのZEROホール 小ホール
– JR・地下鉄東京メトロ東西線「中野駅」南口から徒歩8分
*小ホールは西館にあります

■料金:1000円
(当日のみで、前売りはありません。会場は広いので、売り切れは予想されません)

■お問い合わせ:070-5253-5695(5月10日以降)

>> 詳細
www.nekonomirikitani.com